2011年07月16日
Maria Gloriosa Santos-Cabangon (Beng)
Maria Gloriosa Santos-Cabangon PETA Executive Director since 1993. Beng led the establishment of the PETA Theater Center, envisioned to be an important center for the arts in the Philippines and Asia. An artist-teacher, designed numerous programs and written journals on culture and arts. A specialist in trainers’ training for theater-in-education and arts management. Most recent works are as program evaluator of the PETA Mekong Partnership Program and as editor- writer-project manager of the PETA History Book (40 years of PETA). Has deep experience in organizing and leading cultural networks. Was instrumental in expanding PETA’s work throughout the Philippines as NCR coordinator for its Support-Organizing and Linkages Program and director for its Partnership and Liaison Program. Represents PETA in various national, Asian, and international networks. Beng was a member of the Executive Committee of the International Drama/Theater and Education Association (IDEA) from 1993-1998 and Philstage (umbrella network of professional performing companies in the Philippines) from 1998-2007. She is currently the Philippine Country Coordinator of CAFO (Consortium of Asian Foundations and Organizations). She is a University of the Philippines graduate of Bachelor of Arts in Economics and candidate of Master in Education - Curriculum Studies.
2011年07月16日
Vitomira Loncar
Vitomira Loncar is a well-known actress, working in theatre, film and television. She is also a founder of the Theatre "Mala Scena", together with her husband Ivica Simic. She has been the Director of the theatre since 1997. She received numerous awards for her work. For her outstanding contribution to culture, she received the Order Danica in 1995 by the Croatian Prime Minister, and in the same year she also received the Croatian National Award for her contribution to the war effort leading to Croatian independence.She graduated at the Academy of Performing Arts in 1981, the class of Professor Josko Juvancic, and since her graduation she developed a rich repertoire as an actress on stage, radio drama, film and TV drama. She was also leading a major TV show for the young from 1989 till 1997.
2011. Vita finished PhD. Studies at the Philosophy University of Zagreb, Croatia
As the Director of Mala Scena, she has produced over 50 plays and has been the executive producer of the Milk Tooth Festival since its establishment in 1998.
She is the executive producer Epicentre, Theatre Centre for Children and Young People in Central and South-eastern Europe.
2011年07月16日
Boris Schoemann
Boris SchoemannA stage director, an actor, a translator and professor of French and Mexican modern theater. Artistic director of Teatro La Capilla a Mexico and la compagnie Los Endebles since 2000.
Editor of Los textos de la capilla (theatrical edition of contemporary dramaturgy)
He has been organizing International playwright forum since 2001, and he is an artistic director of the forum.
Since he moved to Mexico from France 20 years ago, he has been directing about 50 stages. And since 2003 he has been introducing excellent writers of juvenile theater of Quebec, Canada and he directs some of their works.
演出家、俳優、翻訳家、フランス現代演劇とメキシコ現代演劇を教えている。
2000年よりテアトロ・ラ・カピーヤとコンパニア・ロス・エンデブレスの芸術監督。また、2005年からはコンパニア・ティトゥラルとベラクルサナ大学所属劇団の副芸術監督。
現代演劇史「テクスト・デ・ラ・カピーヤ」の編集長。
国際劇作家フォーラムを2001年から開いておりフォーラムの芸術監督。
フランスからメキシコに移住した20年前から合計約50のステージを演出し、2003年からは特にカナダ、ケベック州の優れた児童演劇作家の脚本を翻訳、紹介しその演出も手掛けている。
2011年07月16日
Pradit Prasartthong

Pradit Prasartthong
The ex-director of Makhampom Theatre Group, The Grassroots Media Foundation, Bangkok. Having worked with grassroots communities both rural and urban sector, he has built a network using theatre workshop process and productions as an advocacy to other sector of society, including the concerned artists, students, and middle class communities.
Pradit has left Makhampom since year 2011 and works as an independence theatre artist. He is also director of the Bangkok Theatre Festival which is hold in November every year.
Pradit had been part of Lohan’s Journey, an Asian Theatre Collaboration Project with other 15 directors from Asian countries in 2003-2005 organized by the Setagaya Public Theatre Foundation Japan. He is also an Asian Cultural Council (ACC New York) grantee in 2004.
In the year 2004, the office of Contemporary Art and Culture (OCAC) has announced Pradit as the winner of its first Silpathorn Awards in the field of contemporary performing arts.
Currently, he is the API fellowship 2011 supported by the Nippon Foundation.
2011年07月16日
ユルゲン・ツィーリンスキー JÜRGEN ZIELINSKI
JÜRGEN ZIELINSKIIntendant und Regisseur
Seit 2002 Intendant des Theaters der Jungen Welt Leipzig und einer der renommiertesten Jugendtheatermacher Deutschlands. Über 100 Inszenierungen im In- und Ausland (Stadt- und Staatstheater von GRIPS Theater Berlin über Theater der Freundschaft Berlin bis zum Goethe Institut Karachi / Pakistan). Er leitete und gründete die Sparte Kinder- und Jugendtheater am Landestheater Tübingen, das Jugendtheater „Kampnagel Internationale Theaterfabrik“ Hamburg, arbeitete 6 Jahre im Vorstand der ASSITEJ, organisierte internationale Festivals (u. a. Werkstatt-Tage der Kinder- und Jugendtheater 2006, 2008 und 2010), war Juror und Kurator (u. a. Festival „Augenblick mal!“, Berlin 2007, Festival „Westwind“, Nordrhein-Westfalen, 2011) und ist seit 2006 Mitglied des ITI (Internationales Theaterinstitut). 2009 war er Schirmherr der 15. Sommerakademie der Kinder-Akademie Fulda.
Das Theater der Jungen Welt (TdJW) ist eines der größten selbstständigen Stadttheater für junges Publikum (KJT) in Deutschland mit 52 festangestellten Mitarbeitern, die ein Repertoire von 44 Stücken bewegen. In der Spielzeit 2010/11 besuchten über 50.000 Zuschauer eine der Vorstellungen des TdJW.
Internationale Gastspiele führten das Theater der Jungen Welt in der Spielzeit 2010/2011 nach Herzliya, Israel (auf Einladung des Goethe-Instituts Tel Aviv), zum Festival Blickfelder nach Zürich sowie nach Basel.
ユルゲン・ツィーリンスキー
劇場監督、演出家
2002年より、ユンゲンヴェルトライプツィヒ劇場の劇場監督。ドイツで名高い青少年演劇の仕掛け人。国内外で100以上もの演出(GRIPS国立劇場、ベルリン親善シアター、カラチやパキスタンのゲーテインスティトゥート)を手掛けている。テュービンゲン州立劇場に児童・青少年演劇部門、ユーゲントシアター「カンプナーゲルインターナショナルファブリック」ハンブルグを立ち上げ指導。
6年間 ASSITEJの責任者を務め、インターナショナルフェスティバルを運営(2006、2008、2010年、児童・青少年演劇ワークショップ週間など)。審査員かつ学芸員も務める(ベルリン2007年「ちょっと待って!」、2011年北ラインヴェストファーレン州「西風」など)。2006年からITI(インターナショナル シアター研究所)の会員。2009年、第15回フルダ市児童アカデミーのサマーアカデミーの後援者。
若い聴衆を対象としたTdJWユンゲンヴェルトシアターは、メンバー52名、レパートリー作品44作を持つ、ドイツで最も大きい自主運営型の市立劇場。2010、2011年には1公演に5万人が訪れた。2010、2011年TdJWはヘルツリアやイスラエルへ(テルアヴィブ、ゲーテインスティトゥ-トによる)、またチューリヒやバーゼルのフェスティバル「ブリックフェルダ―」へ招聘。
2011年07月16日
2011年 国際シンポジウム1 情報
2011年の国際シンポジウム1のテーマは「平和構築のための児童・青少年演劇の可能性 」です。
2010年に続いて、コーディネーターは中村透さん。
出演者は
Jürgen Zielinskiさん(ドイツ)
Pradit Prasartthongさん(タイ)
Boris Schoemannさん(メキシコ)
Vita Loncarさん(クロアチア)
Beng Cabangonさん(フィリピン)
Yvette Hardieさん(ビデオレター出演:南アフリカ)
となります。
『児童演劇の鑑賞やワークショップを通して、紛争や戦争を起こさないために、こどもたちにどのようなメッセージを送ることができるか。あるいは、演劇を通して子供たちの未来へ、どのような平和的行動を期待するか。』をめぐる、各国の一線で活躍している演劇人たちの様々な声が聞ける場になればいいなと思っています。
これから、出演者のプロフィールをアップしていきます。(現在英語のみの方もいらっしゃいますが、和訳もでき次第つけていきます!)また、出演者からのメッセージも掲載していきますので、お楽しみに!
2010年に続いて、コーディネーターは中村透さん。
出演者は
Jürgen Zielinskiさん(ドイツ)
Pradit Prasartthongさん(タイ)
Boris Schoemannさん(メキシコ)
Vita Loncarさん(クロアチア)
Beng Cabangonさん(フィリピン)
Yvette Hardieさん(ビデオレター出演:南アフリカ)
となります。
『児童演劇の鑑賞やワークショップを通して、紛争や戦争を起こさないために、こどもたちにどのようなメッセージを送ることができるか。あるいは、演劇を通して子供たちの未来へ、どのような平和的行動を期待するか。』をめぐる、各国の一線で活躍している演劇人たちの様々な声が聞ける場になればいいなと思っています。
これから、出演者のプロフィールをアップしていきます。(現在英語のみの方もいらっしゃいますが、和訳もでき次第つけていきます!)また、出演者からのメッセージも掲載していきますので、お楽しみに!
2010年07月23日
分科会③


Soccer makes your ego grow. Thater makes your soul grow.
サッカーはあなたのエゴを育てる 演劇はあなたの魂を育てる

Soccer use one ball only. Theater has balls!
サッカーは一個のボールだけしかつかわない。演劇は様々なボールを使う。

Good football can be theater.
Good theater is not football.
Bad football can be theater.
Bad thater is not football.
Ergo! World peace can only be gained through good thater.
よいサッカーの試合は演劇たり得る。
よい演劇はサッカーにはならない。
よくないサッカーの試合は演劇たり得る。
よくない演劇はサッカーにはならない。
故に!世界の平和はよい演劇を通してのみ得られる。
2010年07月23日
分科会②
ゲストに書いてもらったものをいくつかご紹介します。

タコの「パウル君」の話題はシンポジウムの中でも語られてました。

「私たちが演劇をやっている理由」「演劇が好きな理由」ってなんなんでしょう。

韓国のゲストの意見を翻訳していただきました。

みなさんはどう思われますか?

タコの「パウル君」の話題はシンポジウムの中でも語られてました。

「私たちが演劇をやっている理由」「演劇が好きな理由」ってなんなんでしょう。

韓国のゲストの意見を翻訳していただきました。

みなさんはどう思われますか?
2010年07月23日
分科会について ①
国際シンポジウムの時間は2時間。
パネリストのみなさんは一人一人が2、3時間の講演会を開けるくらい様々な興味深い
活動をしていらっしゃいます。2時間なんてあっという間です。
そこで、今年はシンポジウムの中で語りつくせなかった事を、もっと小さなグループに
なって話し合おうという「分科会」を開くことにしました。
場所は北谷サンセットビーチ。
そこで、私たちは集まったゲストたちに質問をなげかけました。
「サッカーと演劇、どちらが平和構築のために有効だと思いますか?」
ふざけた質問に聞こえるかもしれませんが、シンポジウムので語られた「演劇の力」について改めて考えてみる、それも堅苦しくなく本音がでるように・・・というねらいがあっての投げかけです。
ゲストのみなさんには出た意見や考えたことを自由に紙にかいてもらいました。
パネリストのみなさんは一人一人が2、3時間の講演会を開けるくらい様々な興味深い
活動をしていらっしゃいます。2時間なんてあっという間です。
そこで、今年はシンポジウムの中で語りつくせなかった事を、もっと小さなグループに
なって話し合おうという「分科会」を開くことにしました。
場所は北谷サンセットビーチ。
そこで、私たちは集まったゲストたちに質問をなげかけました。
「サッカーと演劇、どちらが平和構築のために有効だと思いますか?」
ふざけた質問に聞こえるかもしれませんが、シンポジウムので語られた「演劇の力」について改めて考えてみる、それも堅苦しくなく本音がでるように・・・というねらいがあっての投げかけです。
ゲストのみなさんには出た意見や考えたことを自由に紙にかいてもらいました。
2010年07月22日
2010年07月22日
国際シンポジウム1 その③
■全パネリストがプレゼンテーションを行った後、会場から「演劇にかかわるものとしての社会的責任をどう感じているか」という内容の質問を受け、パネリストの方々は短い時間の中で「社会的責任、平和構築における児童演劇についての可能性」について意見を交わしました。
■「こどもは大人よりいろいろ影響を受けやすいため、児童演劇がこどもたちに良くも悪くも大きな影響を与えることを考慮しなければならない。子どもにはわかりやすいお話だけでなく、複雑で理解しにくいこと、現実が持つ残酷な部分も残しながら、それでも「希望の出口」を見せるという作品を提供していくことが大切ではないか」と、アーニャ氏は意見を述べました。
アリツィア氏は、「劇が終わった後の話し合いは非常に重要で、それをコーディネートする教師が演劇について学ぶことには意義がある、このことから、児童演劇においては”Teaching a teacher" 、つまり、教師の教育が重要ではないか」と述べました。
ボリス氏も、「親と先生が果たす役割は大きい。近年教育現場ではクリエイティビティより生産性の方に価値が置かれており、機械的に考えてしまう傾向があるのではないか、そしてそれは危険なことではないか」と現在の教育の状況を危惧し、演劇が果たす役割は大きいと述べました。
また、エトゥンジ氏は「アフリカでは、文化面にではなく開発の方にばかり援助資金がいく。このような文化と開発のバランスの悪さは社会に問題をもたらす」と意見を述べました。
その他平和構築のための児童・青少年演劇の可能性について活発な意見交換がなされたこの国際シンポジウム。
最後は例の楽器の出番です。
再び「せーの」でパネリストみんなが楽器を振ります。
今度は息もぴったり。
美しい和音階のハーモニーが会場に響き渡しました。
2時間という時間では語りつくせないものが多かったため、以降の議論は、北谷のサンセットビーチに場所を移した「分科会」に持ち越されました。
■「こどもは大人よりいろいろ影響を受けやすいため、児童演劇がこどもたちに良くも悪くも大きな影響を与えることを考慮しなければならない。子どもにはわかりやすいお話だけでなく、複雑で理解しにくいこと、現実が持つ残酷な部分も残しながら、それでも「希望の出口」を見せるという作品を提供していくことが大切ではないか」と、アーニャ氏は意見を述べました。
アリツィア氏は、「劇が終わった後の話し合いは非常に重要で、それをコーディネートする教師が演劇について学ぶことには意義がある、このことから、児童演劇においては”Teaching a teacher" 、つまり、教師の教育が重要ではないか」と述べました。
ボリス氏も、「親と先生が果たす役割は大きい。近年教育現場ではクリエイティビティより生産性の方に価値が置かれており、機械的に考えてしまう傾向があるのではないか、そしてそれは危険なことではないか」と現在の教育の状況を危惧し、演劇が果たす役割は大きいと述べました。
また、エトゥンジ氏は「アフリカでは、文化面にではなく開発の方にばかり援助資金がいく。このような文化と開発のバランスの悪さは社会に問題をもたらす」と意見を述べました。
その他平和構築のための児童・青少年演劇の可能性について活発な意見交換がなされたこの国際シンポジウム。
最後は例の楽器の出番です。
再び「せーの」でパネリストみんなが楽器を振ります。
今度は息もぴったり。
美しい和音階のハーモニーが会場に響き渡しました。
2時間という時間では語りつくせないものが多かったため、以降の議論は、北谷のサンセットビーチに場所を移した「分科会」に持ち越されました。
2010年07月22日
国際シンポジウム1報告 その②
次に、中村透教授が各パネリストの方々を紹介しました。
世界地図や各パネリストの出身国と簡単なデータをプロジェクタで映しながらの紹介後、各国の児童演劇の現状についてプレゼンテーションが行われました。
■エトゥンディ・ゼヤン(カメルーン)Etoundi Zeyang
はじめに、エチオピアのエトゥンジ氏が、民族対立の火種が完全に消えてはいないエチオピアで平和な社会を維持するためにどのような取り組みがなされているのかについて、自身が取り組んでいる演劇フェスティバル、「チョコレートフェスティバル」を例に挙げて紹介しました。
■アーニャ・スーシャ(セルビア)Anja Suša
セルビアのアーニャ氏は、セルビアの持つ複雑な歴史背景について説明し、紛争でトラウマを負ったこどもたちのためにさまざまな芸術活動が行われてきたこと、今後もさまざまな国との交流のもと、社会問題に向き合った子どもたちのための演劇に取り組んでいく展望を持っていること述べました。
■アリツィア・モラヴスカ・ルブチャック(ポーランド)Alicja Morawska-Rubczak
ポーランドのアリツィア氏は、これまでのポーランドの歴史を振り返りながら、パペットがその時代その時代の社会背景を反映させるものであり、さまざまなメタファーを含んでいたこと、プロパガンダから自由になった現代においては子どものための芸術活動においても大きな可能性があることをお話しました。
■アンドレア・クラーマー(ドイツ)Andrea Kramer
ドイツのアンドレア氏は、宗教の違いを超え、普遍的なことを問うような作品の必要性、また、世界市民としてみんなが仲良く共に生きていくためのルールについて演劇を通して考え、新しいアイディアを生み出していくことが平和構築につながるのではないかという意見を、自身の活動を紹介しながら述べました。
■ボリス・シューマン(メキシコ)Boris Schoemannメキシコのボリス氏は、メキシコにおいて、子どもたちの平和を脅かしているのは、治安の悪さ、教育の問題、家庭での暴力や男性優位社会であることを述べ、こどもたちにとってより良い社会へと変えていくために行っている自身の演劇活動について述べました。
世界地図や各パネリストの出身国と簡単なデータをプロジェクタで映しながらの紹介後、各国の児童演劇の現状についてプレゼンテーションが行われました。
■エトゥンディ・ゼヤン(カメルーン)Etoundi Zeyang
はじめに、エチオピアのエトゥンジ氏が、民族対立の火種が完全に消えてはいないエチオピアで平和な社会を維持するためにどのような取り組みがなされているのかについて、自身が取り組んでいる演劇フェスティバル、「チョコレートフェスティバル」を例に挙げて紹介しました。
■アーニャ・スーシャ(セルビア)Anja Suša
セルビアのアーニャ氏は、セルビアの持つ複雑な歴史背景について説明し、紛争でトラウマを負ったこどもたちのためにさまざまな芸術活動が行われてきたこと、今後もさまざまな国との交流のもと、社会問題に向き合った子どもたちのための演劇に取り組んでいく展望を持っていること述べました。
■アリツィア・モラヴスカ・ルブチャック(ポーランド)Alicja Morawska-Rubczak
ポーランドのアリツィア氏は、これまでのポーランドの歴史を振り返りながら、パペットがその時代その時代の社会背景を反映させるものであり、さまざまなメタファーを含んでいたこと、プロパガンダから自由になった現代においては子どものための芸術活動においても大きな可能性があることをお話しました。
■アンドレア・クラーマー(ドイツ)Andrea Kramer
ドイツのアンドレア氏は、宗教の違いを超え、普遍的なことを問うような作品の必要性、また、世界市民としてみんなが仲良く共に生きていくためのルールについて演劇を通して考え、新しいアイディアを生み出していくことが平和構築につながるのではないかという意見を、自身の活動を紹介しながら述べました。
■ボリス・シューマン(メキシコ)Boris Schoemannメキシコのボリス氏は、メキシコにおいて、子どもたちの平和を脅かしているのは、治安の悪さ、教育の問題、家庭での暴力や男性優位社会であることを述べ、こどもたちにとってより良い社会へと変えていくために行っている自身の演劇活動について述べました。
2010年07月22日
国際シンポジウム1報告 その①
国際シンポジウム1の報告をいたします!
開始時、パネリストの机の上には奇妙な筒のようなものが。
これはコーディネーターの中村先生が用意された楽器。
振ると柔らかな音色が広がります。
一本に一音づつ和音階がわりふられています。
まずはシンポジウムの最初に・・・ということで、パネリストが一人一本づつ楽器を持って、
「せーの」の掛け声とともに一緒に振ってみます。
楽屋で1、2度練習したにもかかわらず、ちょっとずれた音が・・・
その音を合図にして国際シンポジウム1「平和構築のための児童・青少年演劇の可能性」が始まりました。
続けて、中村先生が劇作家の如月小春さんの言葉を引用しました。
「人間は誰でも心の中に荒馬を飼っている。怒り、悲しみ、畏れ、喜び、憎し
み、憧れ・・・・。それらの情は、時として過剰にふくらみ、暴れだし、心
のドアを蹴破って、他者(あるいは自分自身)に向けての粗暴な行為となっ
てあらわれ出たりする。馬が心の中で暴れるだけでも苦しいのに、それが身
体を媒介として行為となって他人や自分を具体的に傷つけるようなことにな
っては、苦しみはさらに大きくなるばかりだ。
だから人は、自ら何とか荒馬を乗りこなそうとする。馬の持つ爆発的なエネ
ルギーを殺さずに、馬の動きに一定のリズムと方向性を与え、アナーキーで
破壊的であった衝動を制御して、創造の方に振り向けようとする。
芸術表現とは、このようにして生まれ出ると考えてはどうか。」
(如月小春「からだの情景—子どもと身体表現をめぐって」—2000より)
さらに、中村先生はこう続けました。
「平和であるか否かは、第一に戦争、飢え、抑圧的な政治や教育、経済環境、家庭や地域の大人と子どもの関係という、子どもを取り巻く外部世界との関係に依拠すると考えます。
第二に、こうした多様な外部世界と、心身ともに揺らぎながら成長していく子どもとの葛藤に生じる、子どもの心、すなわち子どもの内部世界の問題でもあるでしょう。
本日ここに集まった五つの国は、それぞれ歴史、政治的風土、文化が異なります。その多様な文化的脈絡のなかで、それぞれの国の子どものための演劇の実態がどうあるのをまずはともに学びたいと思います。そして、演劇が、子どもの内なる平和、子どもの外の平和構築に向かってどのような可能性を持っているのか。その実現のために私たちはどのような行動をとるべきか。今日ここに参加したすべての人たちとの対話を通して共有できれば幸いです。」
開始時、パネリストの机の上には奇妙な筒のようなものが。
これはコーディネーターの中村先生が用意された楽器。
振ると柔らかな音色が広がります。
一本に一音づつ和音階がわりふられています。
まずはシンポジウムの最初に・・・ということで、パネリストが一人一本づつ楽器を持って、
「せーの」の掛け声とともに一緒に振ってみます。
楽屋で1、2度練習したにもかかわらず、ちょっとずれた音が・・・
その音を合図にして国際シンポジウム1「平和構築のための児童・青少年演劇の可能性」が始まりました。
続けて、中村先生が劇作家の如月小春さんの言葉を引用しました。
「人間は誰でも心の中に荒馬を飼っている。怒り、悲しみ、畏れ、喜び、憎し
み、憧れ・・・・。それらの情は、時として過剰にふくらみ、暴れだし、心
のドアを蹴破って、他者(あるいは自分自身)に向けての粗暴な行為となっ
てあらわれ出たりする。馬が心の中で暴れるだけでも苦しいのに、それが身
体を媒介として行為となって他人や自分を具体的に傷つけるようなことにな
っては、苦しみはさらに大きくなるばかりだ。
だから人は、自ら何とか荒馬を乗りこなそうとする。馬の持つ爆発的なエネ
ルギーを殺さずに、馬の動きに一定のリズムと方向性を与え、アナーキーで
破壊的であった衝動を制御して、創造の方に振り向けようとする。
芸術表現とは、このようにして生まれ出ると考えてはどうか。」
(如月小春「からだの情景—子どもと身体表現をめぐって」—2000より)
さらに、中村先生はこう続けました。
「平和であるか否かは、第一に戦争、飢え、抑圧的な政治や教育、経済環境、家庭や地域の大人と子どもの関係という、子どもを取り巻く外部世界との関係に依拠すると考えます。
第二に、こうした多様な外部世界と、心身ともに揺らぎながら成長していく子どもとの葛藤に生じる、子どもの心、すなわち子どもの内部世界の問題でもあるでしょう。
本日ここに集まった五つの国は、それぞれ歴史、政治的風土、文化が異なります。その多様な文化的脈絡のなかで、それぞれの国の子どものための演劇の実態がどうあるのをまずはともに学びたいと思います。そして、演劇が、子どもの内なる平和、子どもの外の平和構築に向かってどのような可能性を持っているのか。その実現のために私たちはどのような行動をとるべきか。今日ここに参加したすべての人たちとの対話を通して共有できれば幸いです。」
2010年07月21日
本日本番!!
本日本番!
いよいよ本日13:00より「沖縄市民小劇場あしびなー」にて国際シンポジウム1が行われます。
平和構築のために、児童青少年演劇のできることはなんでしょう。
つきつめていくと「演劇の持つ力」のことまで考えさせられる深くて広いテーマですが、その
中から概念的でないなにかを見つけられる討論になることを期待しています。
終了後「分科会」が予定されています。
シンポジウムで話し合われたことを今度は小さなグループになって意見交換をしようというもの。
どんな意見が出たかについてはこのブログでご紹介しますね!
ポーランドのアリツィアさんからメッセージが届いています。
"The ticket to the future is always blank." Vash the Stampede - Trigun
「トライガン」が出てくるとは・・・アリツィアさん、なかなかの日本通&アニメ好きのようですね♪
いよいよ本日13:00より「沖縄市民小劇場あしびなー」にて国際シンポジウム1が行われます。
平和構築のために、児童青少年演劇のできることはなんでしょう。
つきつめていくと「演劇の持つ力」のことまで考えさせられる深くて広いテーマですが、その
中から概念的でないなにかを見つけられる討論になることを期待しています。
終了後「分科会」が予定されています。
シンポジウムで話し合われたことを今度は小さなグループになって意見交換をしようというもの。
どんな意見が出たかについてはこのブログでご紹介しますね!
ポーランドのアリツィアさんからメッセージが届いています。
"The ticket to the future is always blank." Vash the Stampede - Trigun
「トライガン」が出てくるとは・・・アリツィアさん、なかなかの日本通&アニメ好きのようですね♪
2010年07月17日
アンドレア・クラーマーさんからの平和のメッセージ
In german:
Es kommt niemals ein Pilger nach Hause, ohne ein Vorurteil weniger und eine neue Idee mehr zu haben. From: ?
Thomas Morus, Utopia, Roman, 1516
In english:
Never a pilgrim comes home, without having abandoned a prejudice and having gained an idea.
Es kommt niemals ein Pilger nach Hause, ohne ein Vorurteil weniger und eine neue Idee mehr zu haben. From: ?
Thomas Morus, Utopia, Roman, 1516
In english:
Never a pilgrim comes home, without having abandoned a prejudice and having gained an idea.
2010年07月17日
エトゥンディ・ゼヤンさんからの子どもたちへの平和のメッセージ
HE DEAR KIDS,AM SURE WITH YOU,TOMMOROW THE WORLD WILL BE RAINBOW.
Etoundi Zeyang
子どもたちへ。僕は君たちを見守ってる。明日、世界は虹のようにすばらしいよ、きっと。
Etoundi Zeyang
子どもたちへ。僕は君たちを見守ってる。明日、世界は虹のようにすばらしいよ、きっと。
2010年07月16日
ボリス・シューマン Boris Schoemann さんからのメッセージ
私はキジムナーフェスタで私たちが分かち合う感動が、私たちをより雄弁に、賢明に、かつ寛容にしてくれることを願っています。また、様々な世代が経験する芸術体験が、私たちすべての中に平和の種を植えつけ、その種が沢山の良きこころへと広がっていく事を願っています。
私は今私がが住んでいる国、メキシコから平和を求める心を持って参加します。メキシコは平和で素晴らしい人々の住む国ですが、貧困と教育の欠如がこのパラダイスを生きるには危険な場所にしてしまっています。私は沖縄がやろうとしていることをメキシコに持ち帰ることができるといいなと思っています。
ボリス・シューマン
I wish that all the emotions we will share during Kijimuna Festa will make us more tolerant, sensible and generous. I wish that all these artistic expressions for children, young and adult audiences will plant the seed of peace in all of us, and that this seed will spread to many consciences.
I bring peace wishes from the country where I live, Mexico, a peaceful country with wonderful people, where poverty and lake of education have made this paradise a dangerous place to live. I hope I’ll be able to bring back to Mexico some of Okinawa's purposes.
Boris Schoemann
私は今私がが住んでいる国、メキシコから平和を求める心を持って参加します。メキシコは平和で素晴らしい人々の住む国ですが、貧困と教育の欠如がこのパラダイスを生きるには危険な場所にしてしまっています。私は沖縄がやろうとしていることをメキシコに持ち帰ることができるといいなと思っています。
ボリス・シューマン
I wish that all the emotions we will share during Kijimuna Festa will make us more tolerant, sensible and generous. I wish that all these artistic expressions for children, young and adult audiences will plant the seed of peace in all of us, and that this seed will spread to many consciences.
I bring peace wishes from the country where I live, Mexico, a peaceful country with wonderful people, where poverty and lake of education have made this paradise a dangerous place to live. I hope I’ll be able to bring back to Mexico some of Okinawa's purposes.
Boris Schoemann
2010年07月13日
平和構築のための児童青少年演劇の可能性
国際シンポジウムⅠ「平和構築のための児童・青少年演劇の可能性について」は
世界各地から演劇関係者が参集するフェスティバルの機会をとらえて、世界各地で続く紛争や、困難な状況にさらされている子どもをめぐる課題に焦点を当て、子どものための芸術・文化の活動が現状に対してどのような活動をどのようになしうるのか、国境を超えて議論するシンポジウムです。
社会主義体制を経験した地域、ヨーロッパやアフリカでの民族対立・紛争を経験した地域など、参加者の背景は様々。ブログでの発信を続ける若手評論家、演劇誌の論客をはじめ、世界への発信を指向するシンポジストたちの冷静で最新の発言が楽しみです。
パネリストのみなさんからのメッセージもここでご紹介していきたいと思っています。
まずは、コーディネーター、パネリストの方々のご紹介を。
世界各地から演劇関係者が参集するフェスティバルの機会をとらえて、世界各地で続く紛争や、困難な状況にさらされている子どもをめぐる課題に焦点を当て、子どものための芸術・文化の活動が現状に対してどのような活動をどのようになしうるのか、国境を超えて議論するシンポジウムです。
社会主義体制を経験した地域、ヨーロッパやアフリカでの民族対立・紛争を経験した地域など、参加者の背景は様々。ブログでの発信を続ける若手評論家、演劇誌の論客をはじめ、世界への発信を指向するシンポジストたちの冷静で最新の発言が楽しみです。
パネリストのみなさんからのメッセージもここでご紹介していきたいと思っています。
まずは、コーディネーター、パネリストの方々のご紹介を。
2010年07月12日
コーディネーター:中村 透 Coordinator:Toru Nakamura

琉球大学教授 芸術文化学博士。
1990度文化庁舞台芸術創作奨励特別賞(グランプリ)受賞「キジ ムナー時を翔ける」、など作品多数。ほかに喜劇「銀行強盗」(オペラ)(1987)、「キララ~南の島の雪 女」(1989)等では、台本・作曲・音楽監督を行う。台本・作曲をともに創造する作曲家として評価されている。
合唱曲は「四つの沖縄の歌」「真南風の祈り」などが代表作で、その他オーケストラ、室内楽曲等地域の伝統文化に素材をおく作品をてがけてきた。
現在、琉球大学教育学部長。作曲理論のほか子ども文化論、地域文化政策論、舞台制作論等を担当。
Coordinator:Toru Nakamura
A professor of Ryukyu University, a doctor of Art and Culture Studies
His production "Kijimuna-Tokiwo kakeru" won the special incentive award for the stage creation by Agency for Cultural Affairs (grand prix), 1990.
In comedy "Bank Robbers"(opera) (1987),"Kirara, the Snow woman in the south island"(1989), he worked as a script-writer, a music composer and a music director.
He is valued as a composer who can write a script along with composing music.
He has been making a lot of choral music. "Four Okinawa Songs""Prayer of MAHAE" are his representative works. He also made orchestra music based on traditional culture in the region.
Now he is a dean of the faculty of education in Ryukyu University, having a class of theory of composing, kiddy culture, local cultural policy, theater management.
2010年07月12日
アンドレア・クラーマー(ドイツ)
Black Forest(ブラック・フォレスト)出身。2001年から, コンソールシアター・ゲルゼンキルヒェンの芸術監督を勤める。
青少年と大人を対象にした作品を演出。自身がダンサー・振付家の経験を持っていることから、彼女の作品ではダンスと振り付けが重要な役割を占める。
彼女の演出作品として、”Saint Joan of the Stockyards”(2005年)“10 Gebote für Städtebewohner“(2005年)”Nathan the Wise“ (2007年), “Looking for Gretel“ (2008年), "The wild Swans" (2009年)などがある。Charles Way作の”Red red shoes”「赤い靴」は、ノルトラインウェストファーレン州の2007年青少年のための演劇最優秀賞を受賞。
同じく2007年に「赤い靴」は”Augenblick mal”というドイツ児童青少年のためのシアターミーティングに参加。ベオグラードで“TIBA-Festival”賞を受賞。
Andrea Kramer, Consol Theater Gelsenkirchen, biography
Andrea Kramer was born in Black Forest. Since 2001 she is art director of the Consol Theater Gelsenkirchen. She directs plays for a young audience and for adults. Having worked as a dancer and choreographer herself, dance and choreography are very important devices in her theatre work. She directed plays like “Saint Joan of the Stockyards” (2005), “10 Gebote für Städtebewohner“ (2005), „Nathan the Wise“ (2007), „Looking for Gretel“ (2008), "The wild Swans" (2009). Her production of „Red, red shoes“ by Charles Way won the award of the federal state Nordrhein-Westfalen for the best production for young people in 2007. Also in 2007 her production of “Red, red shoes” took part in “Augenblick mal” - the German Children’s and Young People’s Theatre Meeting. Furthermore “Red, red shoes” won the award of the “TIBA-Festival” in Belgrade.
